肩の痛み・肩こり
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身体の不調には筋肉によるもの、骨によるもの、内臓によるものなど様々なものがありますが、これらのなかに肩こりがあります。
肩こりは国民病の一つとまで言われています。
この肩こりですが、一体どういうときに出るでしょうか?
デスクワーク業務、スマートフォン操作など長時間同じ姿勢を保つことによって出てくるもの、育児での抱っこやおんぶ、料理や洗濯などの家事など、様々な場面で肩こりの存在を日々感じることでしょう。
また、目の疲れ(眼精疲労)やストレス、筋肉の硬さ、栄養不足や水分不足でも肩こりになると言われています。
身近にある肩こりは私たちの動きをじわじわと悪くしていきます。
「たかが肩こり」と甘く見ていては後々大変なことになってしまいます。さわやか接骨院 石田院では、肩凝りを改善することで、普段の生活も快適に過ごしやすくなるように導きます。
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肩こりに対する自院の考え
肩こりの原因には『冷え』『姿勢の悪さ』『運動不足』などがあります。
筋肉を冷やしてしまったり、猫背など姿勢が悪く筋肉に負担をかけ続けてしまったり、運動不足で筋肉内の代謝が落ちてしまうと、筋肉に栄養を届ける血の流れが悪くなり血行不良を起こします。
この時に体の中で作られ不必要となった老廃物や乳酸という疲労物質が溜まってしまいます。
その結果、肩の痛みや肩のコリが起こってしまいます。
身体の冷えや運動不足などは患者様ご自身で解消出来ますが、姿勢の悪さはご自身で解消する事が難しいです。
何故ならまず、長年の悪い姿勢で癖のついた骨の位置を正しい位置に戻してあげる事が必要となるからです。
痛みやコリが出来ている肩の筋肉だけをほぐして柔らかくしても一時的な症状の緩和にしかならず、すぐに元に戻ってしまい、無限ループです。
そうならない為には筋肉に負担をかけている骨格を正しい位置に直してあげる必要があります。
ですので、根本から肩こりを治す必要があり、根本の原因である、骨格を矯正する必要があります。 -
肩こりを放っておくとどうなるのか
肩こりを放っておくと引き起こされるのが、『頭痛』や『めまい』です。
筋肉が緊張した状態になると周囲からの刺激に対して敏感になり、首や肩の周りや頭の付近まで緊張し、筋緊張型頭痛を招きやすくなります。
その他にも精神的不調が起こる可能性もあります。イライラや気分の落ち込みなどが出る場合もあれば、反対にストレスが強い生活をしていることによって筋肉の緊張が高まり肩こりを引き起こすこともあります。
特に肩こりと併発しやすい首のコリは、自律神経と関係が非常に深く、この部分が凝ってしまうことで正常に機能しなくなってしまいます。
機能不全に陥るとうつ病や更年期障害のような慢性的なイライラや落ち込み、あるいは不眠といった症状が出現する恐れがあります。
また、肩のコリをマシにしようと不自然な姿勢を取り続けてしまうと丸い姿勢が定着してしまい、猫背が癖になってしまいます。
猫背は、若いうちでしたら姿勢のクセとして矯正することは可能ですが、年を取るにつれ姿勢に沿った骨の変形を起こします。
骨が変形してしまうと筋肉も歪んだ状態になってしまうため、肩こりを取ることはより難しくなってしまいます。 -
肩こりの改善方法
肩こりの改善方法ですが、肩を押したり、ストレッチを行ったりして筋肉に刺激を与え血液循環をよくすることで疲労物質が流れ、症状を改善することができます。
肩こりや肩の痛みといった症状のほとんどが筋肉の硬さ、生活環境や姿勢の悪さが原因となります。
生活習慣の見直し、筋トレ、適度な運動、ストレッチなど積極的に取り入れて血液循環を良くする意識を持ちましょう。
特にストレッチで効果的なのは、首、肩、背中まわりの筋肉をほぐすことです。常に首、肩、背中の筋肉は緊張状態を強いられており非常に疲れがたまりやすいところです。
ストレッチは様々なものがありますが、どのストレッチでも筋肉や関節を痛めない範囲で最大の動きをすることがポイントです。
例えば肩を動かす際に肩関節だけを動かすよりも、肩甲骨を意識し動かしてあげるとより筋肉が大きく動きます。
また運動やストレッチで血液の流れを良くした後は、より血流を促進する入浴が効果的です。
肩のこりであれば入浴時に首まで浸かり肩を温めましょう。
もしくは入浴後、筋肉が動きやすくなった状態でのストレッチも効果的です。
入浴時に首まで浸かり肩を温めるなど試してみましょう。
改善方法は個人によって差がありますので、自分にあった対処法を見つけることが大切です。 -
肩こりにはどんな施術メニューがおすすめですか?
肩こりに適している施術法は沢山あります。
まず当院では『姿勢矯正』の施術をお勧めいたします。
前述した通り、姿勢不良は筋肉に負担をかけ筋肉を硬くし、血行不良にさせます。猫背の姿勢は大きな血管や神経の流れも悪くし、治りをより遅くさせます。
姿勢を正さずに筋肉の緊張だけ緩めても、原因が取り除かれていないためまた再発してしまいます。
繰り返さないためにも、まずは姿勢を良くしていく必要があります。
姿勢の不良は上半身の肩回りだけが原因かと思いきや、骨盤や股関節の位置も関係しているため、全身の矯正が効果的です。
そして、全身の矯正を行っていく中で重点的に施術をした方がいい場所がでてきたりします。
肩甲骨の動きと筋肉の硬結(こうけつ)と呼ばれるものがそれにあたります。
まず、肩甲骨は筋肉によって体幹についており、肋骨に沿うように動きます。
この肩甲骨の周りの筋肉が硬くなると肩全体の動きが悪くなります。
この場合ですと肩甲骨の周りの筋肉を緩めることに特化した「肩甲骨はがし」が効果的です。次に、硬結というものがあります。
これは筋肉の中で特に血行が悪くなりしこりのように硬くなっている場所を指します。
これは、通常の硬くなっている筋肉よりも刺激量が必要になります。
この場合は直接筋肉に刺激を与えることができる鍼灸施術が効果的です。 -
改善するための施術頻度は?
患者様がこれからどのようなお身体になりたいか・・・によって通院ペースは変わります。
根本的な原因から改善し、今後も辛い症状が出にくいお身体にしていくには少なくても6ヶ月の継続通院が必要となります。
最初の辛い症状が出た急性期はお身体の状態が悪い為、1週間に3回以上、出来るだけ詰めて通院していただく必要があります。
症状が和らいできたら週に2回、1回と1週間の通院ペースをあけていきます。
お1人おひとりのお身体は違いますので、症状や施術効果にも個人差があります。
施術後の効果をみて決めていきましょう。 -
肩こり関連でよくある質問と回答
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Q. なぜ肩は凝るんですか?
A. 肩が凝る原因は様々な理由があります。その中でも多いのが猫背姿勢です。猫背姿勢というのは、立った時に頭や肩が前に出てしまい背中が丸まってしまう姿勢の事です。頭と肩が前に出ることによって頭を支える頸部の筋肉が引っ張られてしまいます。その為、頸部の筋肉に常に負荷がかかる状態になり、支えている筋肉がその負荷に耐えるために拘縮します。また携帯やパソコンの使用時間が増えていくと当然、頭と肩が前に出るため肩の凝りが悪化します。その他にも気温が低く代謝が下がり血行が悪くなり、筋肉が拘縮していきます。 -
Q. 肩こりになるとどうなるのですか?
A. 肩が凝ってしまうと、筋肉が拘縮しているので収縮が出来なくなってしまいます。すると頚の可動域が狭くなり、後ろを振り向く事が出来なくなったり、上や下を向き辛くなります。また筋肉に血流が乏しくなり痛みが出てきます。血液は酸素と栄養分を渡し、二酸化炭素といらなくなった老廃物を受け取ってくれる働きがあります。その血液が乏しいと徐々に老廃物が溜まり、酸素が少なくなっていくので痛みが中々治らないといった状態になります。そのまま放置してしまうと寝違えが起きたり、頸椎に負担がかかってしまいます。 -
Q. 肩こりを治すためにはどうすればいいですか?
A. まずは肩の凝っている筋肉をほぐして柔らかくしていく事が大事です。ほぐす事で血行が良くなり酸素と栄養分が筋肉に行きやすくなります。その為痛みが徐々に取れていきます。方法は筋肉を直接ほぐす事、肩のストレッチをして筋を伸ばしてほぐしていく事です。しかしほぐしただけではまた硬が数日で戻ってしまいます。肩こりにならない身体になる為には猫背姿勢を正しい姿勢に意識して変える事です。姿勢を変える事によって頭や肩が正常な位置に戻り肩の負担がかからなくなり、根本的に治す事が出来ます。
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