悩みタイトル

膝周りにこんなお悩みはありませんか?

歩き始めが痛い
起床時の膝のこわばり
正座や階段の上り下りの際の痛み
膝の腫れや熱感
歩く際にきしむ音

膝が痛いと感じることはありませんか?
年齢を重ねるにつれ膝の痛みを感じる人が増えます。主に「家族が変形性膝関節症の人」、「高齢者」、「肥満体型の人」で、女性になりやすいのが特徴です。好発年齢として50歳代で発症し65歳以上で急増します。
女性に多い理由として女性ホルモン(エストロジェン)の減少が関わっており、エストロジェンの分泌量が急激に減る閉経後になりやすかったり、筋肉量が少なく膝への負担が男性と比べて大きいからです。

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性関節症は、軟骨を元通りにして完治させることは難しいです。しかし、痛みを緩和させることは可能です。
施術することで痛みを緩和、もしくは解消させたり、軟骨がすり減っていくスピードを遅らせることが期待できます。

当院では施術中に、患者様に膝に痛みを感じる動作や運動は休むように声掛けをし、無理にすべての運動を行うことは避けるようアドバイスします。
動かしていないときでも痛みが出る場合は、医師に相談し、痛み止めやヒアルロン酸注射などの薬物療法と並行して、無理のない範囲で身体を動かしていきましょうと患者様のお声を聞きながら施術をしていきます。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症の症状は初期・中期・末期に分かれます。

初期には、起床時に膝のこわばりを感じたり、歩き出しに膝に違和感を感じたり、はっきりわからないような鈍い痛みを感じるなどの自覚症状が表れます。初期症状の特徴として、しばらくからだを動かすと自然に治まるため、あまり気にならない場合が多いのです。

中期症状としては、しばらく休んでいたら治まっていた膝の痛みが再発し、なかなか消えなくなります。関節内部の炎症が進むため、膝が腫れて熱感も生じ、さらに歩くと軋むような音がします。

末期症状、いわゆる放っておくと初期・中期症状がすべて悪化し、普通に歩くことさえ困難になり、日常生活にも支障をきたし精神的な負担も大きくなりがちです。

変形性膝関節症の軽減方法

鍼灸施術を通じて症状を緩和していきます。

主な施術部位として、経穴では各筋の緊張・圧痛部位に相当する衝門、伏兎、梁丘、血海、陰包、足三里、殷門、委中、陰谷、委陽、承山などを施術点として選穴します。
解剖学的には、大腿四頭筋、縫工筋、薄筋、大腿二頭筋、半腱・半膜様筋、前脛骨筋、腓腹筋、膝窩筋、また、関節裂隙、鵞足、靭帯(腸脛靭帯、膝蓋靭帯、内・外側側副靭帯)などを目標にして施術します。鍼通電療法を用いて大腿神経や閉鎖神経、脛骨神経などを目標として同時に複数の筋を刺激します。

また、鍼灸が苦手な方にはストレッチを用いた方法で関節可動域を上げたり、筋力低下防止のため「等尺性収縮訓練」を用いて誰でも行える方法を提供していきます。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

当院では、鍼灸施術、ストレッチ、血流改善を効果が期待できるメニューとして提案しています。

鍼灸施術では、筋内循環の促進と伸張性向上が期待できます。同時に、精神面でのケアも行います。鍼の刺激によりリラックス効果のあるセロトニンなどのホルモンが分泌され、ストレスや緊張を和らげるツボや心を安定させる作用のツボを刺激することで自律神経のバランスを整える効果が期待できます。

疼痛の特徴として、筋膜や筋の辺縁部には痛覚受容器が多く、こうした受容器に痛みや刺激による過度の負荷が生じると持続的な筋収縮により筋内圧が高まり、血流障害を引き起こすと考えられます。そのため、血流改善が効果が期待できます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼灸施術や血流改善の目的は、疼痛の発症機序が膝関節周囲軟部組織の循環障害にあるため、主に筋腱付着部の循環改善を通じて疼痛を軽減し、生活の質(QOL)向上させることです。
様々な症状に対して当院で行われる施術メニューは、症状の軽減や消失、そして精神面でのストレス回復が見込まれます。

当院で行うストレッチは全身ストレッチになりますので、膝周りだけでなく全身の柔軟性が向上し、より良い身体作りを同時に行うことができます。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

鍼灸、血流改善、そしてストレッチは、身体に安全で、なおかつ軽減の効果が期待できる施術法です。毎日通院していただいても問題なく、週の通院頻度が高ければ高いほど軽減も早くなります。

主に膝周囲の施術目的で通院いただきますが、施術の効果は身体全体に及ぶため、自律神経症状でお悩みの方も同時に健康的な身体を目指すことができます。

症状にお悩みの方やご興味のある方は是非一度ご来院ください。お待ちしております。