男性

デスクワーク

季節の変わり目、年末も近づいてきて仕事が忙しくなってきており、長時間デスクワークや残業を続けていた。食事は20代の時と同様、割と多めに食べるにも関わらず、運動はあまり行えていなかった。当然のように筋力や柔軟性、体力も落ちてしまっていた。長時間仕事を続けるあまり、猫背姿勢にもなってしまっており、ふと休憩しようと椅子から立ち上がった時お尻から太ももにかけて電気が走るような痛みがでてきた。

・長時間座ることができなくなった
また椅子から立ち上がる瞬間は特に痛み、歩き始めは特に電気が走るようにピリピリとする
・歩きにくくなった
お尻や太もも、それから足先まで痺れてしまう。特に片足が余計につらい感じがする。足裏は感覚が鈍くなった感じがしており、違和感を感じる。
・靴下やズボンがはけない、落ちたものも拾いにくい
背を前に倒すような動きをするとしびれや痛みが増してくる。特に急いでいる朝はとてもつらい。

指圧施術、骨盤矯正、鍼、ストレッチをおこなった。
指圧、鍼、ストレッチは臀部や太ももを中心におこなった。主に大殿筋や中殿筋、腸腰筋、ハムストリングスなど主に痺れの出ているライン。
指圧では筋肉全体をつなぐ筋膜に対してアプローチした。
鍼では上と同様に特に痛みが出ている部位に対して集中できなアプローチをした。
ストレッチでは筋肉筋膜全体を伸ばし、柔軟性をだしていった。
骨盤矯正でも同様に下半身の負担が減るよう下半身の骨格矯正も交えて行った。

指圧→全体的な筋肉を緩めるために行った。筋肉をつなぐ膜である筋膜に対して全般的に行うので臀部周辺の筋肉以外にも楽になった。
骨盤矯正→主に再発防止、長時間のデスクワークによる姿勢の崩れが坐骨神経痛を招いたといっても過言ではなかったので骨盤を整えた。臀部周辺の筋肉以外にも骨格のズレから整えていくような感じやそれぞれの筋肉に対して指圧とはまた違うアプローチができた。
鍼→指圧では届かない筋肉までアプローチできた。
ストレッチ→筋肉全体の緊張を緩められた。

通院頻度としては毎日くることを推奨されたが現実的には難しかったので週に２～３回ほどくるようにした。特に坐骨神経痛は筋肉がかなり硬くなってしまっている状態なので２～３回以上に行ける時はいくようにした。また3か月ぐらいはかかってくることを説明された。

言われた通り通院を続けていったが、3回目ほどで筋肉が確かに緩んできているのが実感できた。4～8回目で痺れが段々となくなってきて、仕事や日常生活の動作への影響も減ってきた。12回ほど通っていると運動もしやすくなり久しぶりに運動も再開できた。

痛みがあると仕事はもちろん、日常生活を送ることや趣味をすること、何から何にかけてまで辛くなってしまい、気分的にも落ち込んでしまっていたが、痛みが減ってくると気分も上がりやすくなり仕事や日常生活にゆとりが生まれた。

坐骨神経痛は軽減できる可能性が大いにあります。なぜなら坐骨神経痛は神経が過過敏になっているから起こることであり、神経事態が損傷しているわけではないからです。つまり壊れてはいません。そのためにもまずは施術をうけること、また日常生活においての工夫が大切になってきます。まずは長時間同じ姿勢が続かないようにすること。浅く腰を丸めて座らないこと、そして入浴や軽い腰や太もものストレッチなどを取り入れることが大切です。