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こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

足の親指(母趾)が痛い!!!
こんな悩みがある方はひょっとしたら『外反母趾』かもしれません・・・

ヒールが高い靴を履くと母趾が痛い
パンプスなどの足幅が細い靴を履くと母趾の外側が痛い
母趾が外側に反っている
母趾の付け根が腫れている
母趾が履いている靴に当たると痛い

などの話を耳にすることが多いと思います。
「痛いなぁ、でもそのうち治るだろう」と放っておいて悪化してしまうこともしばしば。痛みや違和感がある時にしっかり治す努力をすることが大事です。

外反母趾で知っておくべきこと

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『外反母趾』とは、足の親指(母趾)が人差し指(示趾)の方に向かって「くの字」に曲がってしまう状態をいいます。

外反母趾になる一番の原因は「靴を履くこと」といわれています。特に中高年の女性に多く見られるため、「ハイヒールを履くこと」が原因と思われがちですが、ハイヒールを履かない男性にも症状が出ることがあります。サイズが合っていない靴を履くと、靴の中で足が滑り、動いてしまうため、これは男性にも該当することではないでしょうか。

踵を使わずにつま先から着地する歩き方や、加齢による筋力低下、肥満による偏平足など、靴以外にも原因となるものがあります。

また、足首や足の関節の捻挫を施術せずに放置し、関節の位置関係が整っていないまま生活を続けると、庇った姿勢のまま足への負荷が積み重なり、痛みが出てしまうこともあります。姿勢や筋力、筋肉の柔軟性を見直すことで、悪化の予防ができます。

症状の現れ方は?

母趾の付け根にある関節「母趾中足趾節関節」の曲がる角度によって、外反母趾と診断されます。母趾の曲がりが20度以上になると外反母趾とされ、20~30度が軽度、30~40度が中度、40度以上が重度に分類されます。

外反母趾になると、靴を履く際や歩くときの痛みだけでなく、靴を履いて足全体が覆われ、圧迫されている状態でも痛みを感じることがあります。患部が熱をもって発赤や腫れが出ることもあります。

悪化すると、母趾の付け根の皮膚が硬くなったり、可動域が狭まって動かしにくくなったり、しびれなどの症状が現れることがあります。

その他の原因は?

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生まれついた足の形や生活習慣によって、外反母趾が発症することがあります。

まず、つま先の形をチェックしてみてください。母趾より示趾(足の人差し指)の方が長い形を「ギリシャ型」、母趾の方が長く坂のような形を「エジプト型」、同じ長さの形を「スクエア型(正方形型)」といいます。日本人の場合、それぞれの比率はギリシャ型が25%、エジプト型が70%、スクエア型が5%といわれています。

エジプト型は母趾が長いため、重心が内側に寄りやすく、足の縦アーチの内側アーチがつぶれて外反母趾になりやすい傾向があります。

健常な足には縦のアーチだけでなく横のアーチもありますが、外反母趾になるとこれらのアーチが崩れて扁平足になることがあります。その結果、母趾の中足骨が内側に開き、足先が逆に靴で外側に圧迫されることで外反母趾が生じます。

このように、外反母趾には遺伝的な要素も関係していることがわかります。

外反母趾を放置するとどうなる?

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外反母趾が軽度で腫れや痛みがある場合、一時的に症状が治まることがありますが、これは完治を意味するものではありません。

骨の変形は自然に治癒することがないため、放置していると状態が悪化する可能性があります。特にハイヒールを履いたり、足への負荷がかかり続ける生活を送っていると、痛みが増したり、変形が進行してしまうことがあります。

変形が進行し、保存療法で痛みの軽減が期待できない場合には、手術が必要となることもあります。手術の術式はさまざまあり、変形の程度や足の形状、関節リウマチなどの合併症の有無など、複数の要因を考慮して最適な方法を選択します。

また、外反母趾による母趾の痛みをかばって生活することで、腰や膝の痛み、頭痛、肩こりなどの二次的な症状が現れることもあります。体全体に負担がかかることで、他の部位にも不調が出る可能性があるため、早めの対策が大切です。

当院の施術方法について

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腫れや熱感があったり、運動痛や圧痛が強い場合は、テーピングやサポーターを使い、できるだけ痛みが出にくい状態を整えます。

【足の極み】
腫れや強い痛みが落ち着いてきたら、筋肉の柔軟性や足の関節の位置を整える施術が適しています。当院では「血流改善 足の極み」をおすすめしています。

この施術は足に特化した内容で、つま先からふくらはぎまでをくまなくケアし、疲労やむくみ、冷え症にお悩みの方にご好評いただいているメニューです。足裏の筋肉や関節を動かすことで、足の指の可動域が広がります。足のアーチが整うことで、外反母趾以外にも偏平足や足底筋膜炎などでお悩みの方に人気があります。

【骨盤・姿勢矯正】
また、姿勢を整えると、さらに足への負担を軽減できます。身体の重心が正しい位置になることで、足だけでなく肩こりや腰痛、膝痛も出にくくなります。

「骨盤・姿勢矯正」は、身体の重心を整え、関節の動きを良くし、過剰になっている筋肉の負担を減らす効果が期待できます。筋肉や骨の位置が正しい状態で生活を続けることが、痛みなく健康に過ごす秘訣です。

改善していく上でのポイント

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施術を受ける頻度は、最初は間を空けずに受けていただき、症状が軽減されてくると少しずつ頻度を減らしていきます。

痛みがあるうちは、最低でも週2~3回の来院が必要です。痛みがなくなってすぐにペースを変えず、状態が安定してからペースの変更を行います。お悩みを軽減するためには、当日の状態を施術者にそのままお伝えください。

生活の中でのポイントは、ご自身の足に合った靴を履くことです。「変形を進めないこと」と「足のアーチ形成」が重要です。痛みが強いときには、靴よりも圧迫の少ないサンダルが楽ですが、圧迫による痛みが軽減してきたら、スニーカーなどのつま先が圧迫されにくい履物を選んでください。ソールが薄いサンダルよりも、土踏まずの形成ができる靴底のスニーカーが適しています。

ご自宅でのケアとして、足裏の筋肉をほぐして血行を促すことで、足の指の動きが良くなります。青竹踏みは手軽にできる方法の一つです。刺激が強い場合は、椅子に座った状態で少しずつ体重をかけ、刺激の強さを調整してください。踏む回数が多いと刺激が過剰になることがあるため、つま先、土踏まず、かかと付近と部位を変えながら、ゆっくり体重をかけてください。ゴルフボールやテニスボールを足裏で踏んで転がすのも同じような効果が期待できます。

目安としては3~5分程度で十分です。長時間行うと筋疲労が起こり、痛みが出る場合がありますのでご注意ください。