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こんなお悩みはありませんか?

背中の痛みイラスト

首こり、肩こり、腰痛は多く耳にすることが多いですが、背中の痛みも気になる患者様もいらっしゃいます。

どんな時に背中の痛みがでてきますか?

首を動かすと背中が痛い
ぎっくり腰のように急に背中が痛くなった
朝起きると背中が痛い
痺れがある

食欲がない
眠れない 睡眠不足
胃がムカムカしたり 吐き気・嘔吐・下痢の症状がある 
発熱がある

背中の痛みは筋肉・靭帯の痛みによるものや、精神的ストレスや内臓疾患の可能性もあります。

筋肉の痛みは動きや姿勢など心当たりがあることが多いですが、精神的ストレスは知らないうちに蓄積されていたり、内科疾患も急に症状を感じることがありますので、たまにご自身の生活を振り返ってみてお身体と向き合ってみるのもケガや病気の予防につながります。

背中の痛みで知っておくべきこと

背中の痛みイメージ

人間と多くの動物との違いは、人間は2本足で立って生活していることです。そのため、背面にある筋肉を酷使して生活を送っているため、このような症状が出ることがあります。

背中を構成している筋肉は、「僧帽筋」「広背筋」「脊柱起立筋」の3つが代表的な筋肉です。

痛みがあるときは、「すぐに治るだろう」と過信しないことが大切です。筋肉や関節の痛みは、安静にしていると軽減することがあります。背中の痛みは内臓疾患でも多く見られる症状です。消化器・循環器などの疾患は、早期発見が重要です。放置せずに早めに解決方法を探しましょう。

症状の現れ方は?

筋肉・靭帯などが原因とされる背中の痛みは、体をよく動かしたり、重いものをよく持つ方ばかりがなるものではありません。冬の寒さや夏のエアコンなどで身体が冷えると、筋肉の柔軟性が落ちて血行不良になってしまいます。気温差や気圧の変動によって血の巡りが悪くなることで痛みが生じることがあります。

また、長時間同じ姿勢でいることが多かったり、姿勢が悪くなっていることで筋肉が疲労し、警告として痛みが現れます。それが繰り返し行われると、痛みがより悪化し、ヘルニアや脊柱管狭窄症などの原因になる可能性があります。

急に強い痛みが出る寝違えに近い「ぎっくり背中」もあります。筋肉や靭帯の痛みは、無理に動かそうとせず安静にしていると、数週間で軽減することもあります。加齢により骨、軟骨、靭帯、筋肉が劣化すると、回復までにより時間を要することがあります。

その他の原因は?

背中の筋肉イメージ

精神的ストレスも背中の痛みの原因の一つとされています。自律神経が乱れると筋肉が疲労し、神経も緊張して眠りが浅くなるため、疲れが取れにくくなります。肩こりが悪化すると肩甲骨の動きが悪くなり、内巻き肩(猫背姿勢)になることで頭が前傾してしまうため、背中の痛みが出ることがあります。

内臓疾患でも背中の痛みが生じることがあります。胃や肝臓、すい臓、腎臓など臓器によって痛みが出る場所が異なります。心疾患は胸部の痛みが伴うことが多いですが、背中に痛みを感じることもあります。心筋梗塞・狭心症・大動脈解離など大きな病気がありますが、背中が痛いからといって必ずしも心疾患が原因とは限りませんので、定期的に人間ドックや健康診断を受診することをおすすめします。

背中の痛みを放置するとどうなる?

背中の痛みを放置すると、痛みから逃れるための姿勢が癖づいて猫背姿勢になってしまいます。猫背姿勢が常態化すると、集中力が低下し、体の動きが悪くなります。姿勢の保持や立ち上がり、長時間の歩行が困難になる恐れがあります。

筋肉の柔軟性が低下して凝りがひどくなると、脊柱管狭窄症や変形性脊椎症(ヘルニア)などの痛みだけでなく、痺れなどの神経症状が現れることがあります。これらは骨の変形によるもので、接骨院で痛みを和らげることはできますが、完全に治すことは難しいです。早めに施術することで悪化を防ぎ、健康的な体を維持することが期待できます。

当院の施術方法について

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背中の痛みに対しては、筋肉と姿勢の2つのアプローチを考えています。

1)痛みを発している「筋肉」には、手技施術、温熱施術、鍼施術などでアプローチしていきます。

筋肉のコリは血流が停滞し、酸素や栄養が運ばれにくくなります。この状態が続くと、発痛物質が流れず、「痛みの悪循環」が繰り返されることがあります。これを防ぐために、コリを解消して筋肉の柔軟性を取り戻すことが重要です。

2)猫背姿勢が常態化しないように、「姿勢」に対しては骨盤矯正や姿勢矯正でアプローチしています。

猫背、円背、巻き肩などの上半身の歪みだけでなく、下半身の歪みによるO脚や股関節の硬さ、足の長さの左右差があると、身体のバランスが悪くなり、より筋肉のコリが出やすくなります。姿勢矯正は、間接的に「筋肉」に対して重要なアプローチの一つとなります。姿勢が整うと、内臓の位置も安定し、体質改善の効果が期待できます。

改善していく上でのポイント

改善していくうえで一番重要なのは、痛みを感じたら「痛みを感じる動作をしない」ことです。

ケガをしてしまうと、腫れ、熱感、発赤(赤み)、疼痛(痛み)などの生体反応が現れます。受傷から72時間は「急性炎症期」とされ、長く続いてしまうと痛みが軽減しにくくなります。まずは安静にすることが大切です。寝る姿勢も、痛みが出にくい姿勢をとるようにしましょう。横向きの姿勢など、無理なく起き上がれる姿勢がオススメです。

熱感や強い痛みが落ち着いてきたら、少しずつ負荷をかけていきます。長期間安静にしていると筋肉の柔軟性が失われ、動きが悪くなります。「また痛くなるかも」と恐怖を感じて動くことを拒否すると、筋力が低下する恐れがあるため、運動を行い以前の状態に回復させる施術を行っていきます。

痛みがある時は、「こういう動きが痛い」「こうすると痛い」と痛みを探してしまいがちです。「いつも痛い」というネガティブ思考を持っていると、ストレスが重なり、痛みが軽減しにくくなることがあります。ケガや病気も、「治る」「治そう」というポジティブ思考が一番の薬になるかもしれません。